2009年5月21日木曜日

MTBの種類

お久しぶりです、研究員のジャクソンです。
最近、本業&副業と飲み会などで更新を控えさせて頂いておりました。
今日は頭がすっきりしてますので、しっかりと今日は説明をさせて頂きます。
万が一難しい用語があったら・・・すいません。

1:XC(クロスカントリー)
登りに下りに野山を長距離走る競技・スポーツがクロスカントリーである。アトランタオリンピックからオリンピックの正式種目にもなり、MTB愛好家が一番多いカテゴリー。
郊外や野山を長距離楽しく走るファンライドツーリングもクロスカントリーの一部。

特化してる部分は登りの為の機能プラス長距離を走る為の機能という点にある。 
ライディングポジションは登りの時にハンドルを引きやすいポジションを作る為、サドルとハンドルの位置が平行になりハンドルとサドルの距離も若干離れる。
その為、極端な前傾姿勢タイトなポジションになる。
サドル高もペダリング効率を考え高めの位置になる。
これはあくまでも中・上級者のポジションの為、ビギナーは自分が乗りやすい上体が起きた優しいポジションからスタートし、徐々にタイトなポジションに持って行く事が可能。
タイヤは、フロントはコーナーでの横グリップ・直進安定性を重視。リヤはトラクション重視。
太さはトレイル(未舗装路)の状況にもよるが、漕ぎの軽さを重視する為細身の軽量タイヤがお薦め。 ブレーキは、DH(ダウンヒル)やFR(フリーライド)と違いハイスピードで走行する事が無いのでVブレーキがメインになる。
レース等に参戦しているライダーやシングルトラックメインで使用しているライダーの間では、泥水による制動力低下を考慮してDISCブレーキを使用するライダーが多い。
サスペンションはフロントのみとWサスペンションと選択ができる。フロントのみ(ハードテールMTB)の場合、ストローク量は60~80mmがベター。メーカーによっては100mmストロークで設計してあるMTBもある。
WサスペンションMTBの場合、メーカーによって又車種によって様々だが、フロント60~80mm、リア30mm~100mmとある。
組合せはやはりメーカーによって様々なので購入の際はショップスタッフに相談することをおすすめする。 変速機は通常通りフロント3枚リア9枚の27段変速。
路面の変化に対応出来る様に又、ペダリングのリズムを一定に保てる様にワイドレシオで軽めのギア比に設定するのがベター。
重量は軽く出来ていて10~13kg、中には10kgを切るMTBも最近は多い(但し高価)。

2:AM(オールマウンテン/3:FR(フリーライド)
山を下る為には山を登らなければならない。そのために、下る機能に登る機能をプラスアルファーしたMTBで、XC MTBに比べると、下り(ライトダウンヒル)を意識したMTBである。
ライディングポジションはダウンヒルMTBに近いが、ペダリングの効率を考えサドルの高さがダウンヒルに比べると若干高くなるが、クロスカントリーMTBの様に極端な前傾姿勢にならない様にセットする。
前傾姿勢がキツイと下りでのコーナーが攻めにくくなるしジャンプやギャップ越えがクリアーしにくい。
ハンドルとサドルの距離はダウンヒルMTB同様近い方がジャンプやギャップ越え時の体重移動がし易い。
MTBの種類としてはWサスペンションMTBとハードテールMTBが選択出来る。
WサスペンションMTBを選択する場合、前後のストローク量が100~130mm(AM)/120~150mm(FR)がお薦めである。
これ以上のストローク量だと、ペダリングロスが大きく登坂力に掛ける。
ハードテールMTBを選択する場合は、足つき性・取り回しの良さを考えてクロスカントリーMTBに比べてフレームサイズの小さいMTBを選択する。
フロントサスペンションはストローク量は80~125mm(AM)/120~150mm(FR)がお薦め。
最近ではフロントホイールの車軸をφ15mmアスクルを使用するものが販売されてきた。
これは、ブレーキング時のフロントフォークの剛性を高くする効果もある。
変速機は通常通り、フロント3枚リア9枚の27段変速 、最近ではアウターチェンリングをバッシュガードに交換しフロント2枚(ミドル・インナー)が主流になりつつある。ダウンヒルMTB同様強度重視に設計されている為、重量も12~15kg前後とやや重めである。

4:DH(ダウンヒル)
山頂から一気に駆け下りる、下りをいかに早くラクに走る事を目標とした競技。
下る為のMTBなのでライディングポジションは極端に上体を起こした姿勢になる。
ハンドルはやや高めで幅広、サドルは前後に体重を移動しやすい様に長め、高さはMTBに乗車した時、前後のサスペンションが約半分沈み込んだ時に足が地面にベタ着きするか軽く踵が上がる程度の高さ。
サドルとハンドルの距離は近く自分の二の腕の長さを目安にセットすると良い。
フロントのチェンリングは軽いギアが要らない為1枚。チェーンが暴れて外れない様にチェーンデバイスでしっかりガード。
タイヤはハイスピードに絶えられるグリップ力を必要とする為、幅の広い厚みのあるブロックタイヤ。
サスペンションは前後とも160~200mmストロークが要求される。
ブレーキもハイスピードで確実に制動力のある大口径ローターの油圧DISCブレーキが装備される。
その為、前後ホイール 特にフロントホイールは、脱輪を防ぐ為に着脱の簡単なレバー式(クイックレリース)でははなくナットでしっかり固定する。
最近ではフロントホイールの車軸をφ20mmアスクルを使用するのが主流である。
これは、ブレーキング時のフロントフォークの剛性を高くする効果もある。
ダウンヒルMTBは下る事だけを考えられて作られている強度重視の設計の為、平坦 を走ったり坂道を 登ったりする事を一切無しされた構造になっている。
従って重量も重く20kg前後有る為クロスカントリー・ツーングには不向きなMTBである。
※基本的にはWサスペンションタイプのMTBがベターだが、ハードテールMTBでもチューニングの仕方次第でOK。
ただビギナーライダーは避けた方が良い。

基本的に未舗装路(ダート)を走行することを考えているものだが、街乗り(シティーユーズ)でも使用可能。

ただし自分の目的に合ったマウンテンバイクを購入すると、ただ単に重いだけのバイクとなってしまい乗らなくなってしまう事が多々あるので、注意が必要。

街乗りとして考えるならXC系のバイクか、AM系のバイクがお薦め。
その後タイヤを弄るなどして、自分の好みに変え自分だけのバイクを作るようにしよう。

それでも買う時に、その後の出費を抑えたい!!という方に次回”クロスバイク”というものを説明します。

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